株式会社メディカルアジュール

2019.09.04

レスポンシブデザインとは??メリット・デメリット

こんにちは。

 

メディカルアジュール 加藤大雄です。

今回は、WEBページ(サイト)を制作する際に必要不可欠なレスポンシブデザインに関してご紹介します。

 

 

レスポンシブデザインの定義と特徴

 

近年は、スマホやタブレットを使うモバイルユーザーが増えており、画面サイズの異なるPCとスマホの両方から同じwebサイトを閲覧することも珍しくありません。

 

モバイルファースト時代とも言われております。

 

 

このマルチデバイス(マルチスクリーン)の流れに対応するために、

 

「レスポンシブデザイン」

 

を導入し、どの端末からアクセスしても最適なサイト表示をする必要性が高まっています。

 

 

 

Googleは、2015年の4月にモバイルフレンドリーアップデートを行い、モバイル対応済みページの検索順位を引き上げることを発表しました。

 

 

そして、webサイトをモバイルフレンドリーにする方法として、webサイトにレスポンシブなテンプレートやテーマを利用することを勧めています。

 

 

レスポンシブデザインとは?

 

 

レスポンシブデザインとは、デバイスの画面サイズに依存しないwebサイトを構築する手法

 

 

言い換えると、デバイスのウィンドウ幅に「responsive(良く反応)」して、見やすい表示に自動で切り替える仕組みを持つデザインのことです。

 

 

 

レスポンシブデザインの特徴

 

 

レスポンシブデザインを採用すると、

 

 

PC用サイトとモバイル用サイトを別々に作る必要がありません。

 

 

共通のwebサイトを1つ構築して、URLやHTML(画像やテキストを表示するために必要なコード)も、ページごとに1種類ずつ用意すれば良いというわけです。

 

 

このサイト構造のシンプルさがレスポンシブデザインの特徴であり、数々のメリットをもたらす要因となっています。

 

 

なぜ、1つのHTMLで、各デバイスに合わせた表示ができるのかというと・・・

 

表示幅などのデザインはHTMLではなく、CSSというファイルでコントロールするからです。

 

 

CSSとは、「cascading style sheets」の略語で、スタイルシートとも言います。

 

 

このCSSファイルの中にMediaQueries(メディアクエリ)を記述して、「ウィンドウ幅が何ピクセルの時は、このような表示をする」という指示を与えます。

 

 

そうすれば、サイトのレイアウトや文字の大きさ、ボタンの配列などを、画面の幅に応じて切り替えることができます。

(※詳しい話はここまでにしておきます)

 

 

 

レスポンシブデザインのメリット・デメリット

 

レスポンシブウェブデザインでは、サイトの各ページのURLは1種類で、どのデバイスにも同じHTMLコードが配信されます。

 

これによって数々のメリットがもたらされますが、デメリットもあります。

 

 

レスポンシブデザインのメリット

 

 

 

レスポンシブデザインには、以下のようなメリットがあります。

 

 

 

1.スマホなどの画面が小さな端末で、見やすさ・使いやすさが向上する

 

2.URLが1つなので、ユーザーがリンク・共有をしやすい

 

3.Googleが推奨していて、モバイルの検索順位に有利

 

4.サイト構造がシンプルでURLのリダイレクト(転送)が不要なので、クロールがしやすくSEO上の利点が期待できる

 

5.URL・HTML・CSSがワンソースなので更新やメンテナンスがしやすい

 

 

 

上記のうち、

 

1番と2番はユーザー視点

 

3番と4番は検索エンジン視点

 

5番は運営者の視点です。

 

 

それぞれにメリットがあります。

 

レスポンシブデザインのデメリット

 

 

レスポンシブデザインには、以下のようなデメリットがあります。

 

1.どのデバイスにも適したサイトを構築するには熟考が必要で、初期設計に時間がかかる

 

2.ある程度の知識や技術(デザイン、コーディング)がないと、デバイスによって表示が崩れるリスクがある

 

3.上記の理由から、初期の構築費用が高額になりやすい

 

4.PCサイトに適したデザインやテキストを諦めなければならないことがある

 

5.スマホではPCサイトと同じ情報を読み込むため表示に時間がかかることがある

 

 

4番のデメリットを具体的に挙げると、たとえば以下のようなケースが考えられます。

 

 

 

・スマホでの表示速度を考慮して画像を軽くすると、PCサイトで綺麗に表示することができない

 

・PCでは丁度良いテキスト量でも、スマホでは文字だらけで読みにくいため文章を削ったり画像を挟んだりする必要が出てくる。

 

 

まとめ

 

今回は、レスポンシブデザインの概要とサイト事例について紹介しました。

 

レスポンシブデザインは、増加するモバイルユーザーに「見やすく使いやすい」サイトを提供する有効な方法です。

 

Googleもモバイルフレンドリー化やマルチスクリーン対応につながるレスポンシブデザインを推奨しており、運営者にとってもサイト管理がしやすくなるなどのメリットがあります。

 

ただし、レスポンシブデザインはユーザビリティを向上する一つの手段であり、それ自体が目的ではありません。

 

 

自社サイトに導入するかどうかは、状況をよく考えたうえで判断した方が良いと思います。

 

 

 

WEB活用、ツール制作でお困りの場合は、是非ともメディカルアジュールへご相談下さい。

 

 

様々なWEBサイトの制作および、長期的なWEB活用の方法、社内でのITリテラシー向上に向けてのお手伝い致します。

 

 

メディカルアジュール 加藤 大雄

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