2019.10.04
こんにちは。
メディカルアジュール 加藤大雄です。
2019年9月、台風による千葉の被害が大きく取り上げられていますが、ここ数年の日本における自然災害は異常と言っていいほど数や勢力を増しています。
IT系技術が発展した後の災害で言えば2011年の東日本大震災が記憶に残っていると思いますが、この災害からIT系技術は反省と大きな経験を得ています。
そこから多くのサービスが提供されるようになった今日、私たちはどう使って災害時の行動や災害前の備えを考えていけばいいのでしょうか?
まずわかりやすいものとして、災害発生前に緊急速報をユーザーのスマホに届けるサービスが急速に発展しました。
地震や台風、突然のゲリラ豪雨など、発生する数秒から数十分前に通達が来ることにより、突然の災害から身を守りやすい状態を作ることが可能になりました。
これまでも緊急速報はあるにはあったのですが、どこか機能しているのかあいまいでしたよね??
それが災害をきっかけにしっかりと整備されたように思えます。
では災害が実際に発生した後はどうでしょうか?
大変なのは災害が発生したその直後から数日にかけてです。
電気も止まり、水道も出ない、そんな時にどうすれば良いのか。
まず電波が生きている状態を想定します。
台風などにより電波塔などが倒れた、大規模な停電などが起こっていなければ、基本的には電波は繋がっている状態です。
しかし、電話をしようとすると回線が混雑してしまい、災害時の多くは電話が繋がらない状態に陥ってしまいます。
その時に大切になるのが
です。
公衆電話は通信の規制を受けることがないため、電話をかけることができます。
しかも停電になったとしても電気の供給が通常と異なり交換局から供給されているため、公衆電話は通話可能な状態です。
もし災害が発生したら、公衆電話から家族に連絡を取る方法を思い出すようにしてください。
また、電波がつながっている状態であれば、SNSを活用するのも一つの手です。
電話は繋がらなくとも、一時的にSNSに繋がることはありますから、そこで生存や安全な地点にいること、逆に危険な状態であることを発信し救急隊を呼ぶことも可能です。
SNSは災害発生前にも多く活用できます。
Twitterでは災害時に役立つ公式アカウントがいくつもあり、内閣府防災、NHK生活・防災や地方自治体の防災アカウントなどを見つけることができます。
災害が起きると情報の統制がつかなくなり、混乱やパニックに繋がることもあります。
間違った情報を発信しないためにも、こういった防災系のアカウントをフォローしておくのがおすすめです。
また災害発生時にたとえ電波が繋がらなくても、緊急時に誰でも使えるWifi「00000JPAN」というものが存在しています。
もし自分たちが使っているキャリアで電波が拾えない時は、このフリーWifiを探すように動いてみると良いかもしれません。
ただしWifiを探そうとしすぎると携帯の電池が減ってしまいますから、その管理はしっかりとするようにしましょう。
電波がない時に備えて、オフラインで使える防災マップをダウンロードしておくことも非常に大切ですね。
ここまで防災に使えるアプリやIT技術について説明しましたが、読んだ方でお気付きの方もいると思います。
実際に災害が発生した後では出来ないことが本当にたくさんあるということ。
大切なのは災害が起きる前にどれだけ備えておけるかどうかなんです。
実際に2019年9月、千葉で起きた台風により、連絡を取る手段がなく、救急隊がたどり着けないまま何日も過ごしている人がいます。
市は「復旧した」と言っても、その中に怪我をしたまま孤立した人もいるんです。
これだけIT技術が進歩してきた中でも、そう言った事態が生まれてしまうのは、救急隊や国に原因があるのかもしれません。
しかしそれ以前にひとりひとりが災害に対してしっかりと備えをする意識をもつべきだと私は考えています。
とあるご家庭ではソーラーパネルを設置していて、充電した電気が使える状況にも関わらず、使い方がわからず役に立たなかった、なんてこともあったようです。
昔に比べてIT技術が進歩し、命が守られやすい状態になったからこそ、その技術に私たちが追いつくことが今後ポイントになりますね。
WEB活用、ツール制作でお困りの場合は、是非ともメディカルアジュールへご相談下さい。
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メディカルアジュール 加藤 大雄
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