2019.11.14
こんにちは。
メディカルアジュール 加藤大雄です。
今回は、違う角度のお話。
最近ではテレビを見る層は40代以降だと言われることも増えてきました。
実際テレビ番組を見ているよりもスマホでYouTubeなどを見ていた方がおもしろいと言う人も多く、
芸能人やテレビ放送のみを行なっていた企業も、今ではネット配信の方に普通に顔を出しています。
ですが、今でもテレビの影響力は大きく、納豆が健康にいいとテレビで言えば納豆がスーパーから消えるなど、まだまだ存在感のある媒体であるのは間違いありません。
その中でもNHKを除いて必ず入ってくるのがCMです。
多くの企業がCMのために費用を捻出しプロモーションを行なっています。
テレビ局により放送されるCMも異なり、ローカルな地方局ではその地方にあるホテルや旅館、食べ物屋さん、スーパーなどの情報が放送されます。
ですが田舎の方に住んでいたり、実家が田舎にある人ならわかるかと思いますが、全国放送で流れているCMに比べてなんだかBGMがしょぼかったり、
文字のフォントがパワーポイントのテンプレのままだったり、全体的にダサい!と思わざるを得ないようなCMがとても多いです。
2019年多くの映像技術があり、ナレーションもプロじゃなくとも、かなりの経験を積んだ人を呼ぼうと思えば呼べるネットワークがあります。
映像編集や撮影なども同様です。
それなのに、下手をすればYouTuberの方がCMを作るのが上手なんじゃないかと思ってしまうほどにクオリティが低いのにはある理由があります。
ひとつはクオリティを上げる必要があまりないこと。
田舎では競合他社というものがそこまで多くありません。
その地域の人にさえ知ってもらえれば成り立つような仕事をしている企業も多いです。
ですから目立ったり、クオリティを上げるために一流の編集会社にお願いするなどは、お金の無駄だと思っている企業は一定数います。
CMを打っているのは、なにかイベントをやっている時、お店が潰れずに残っていることをアピールする時など、それくらいの理由であれば十分だと思っている所も多いですね。
これだけ聞くぶんには、フリーランスで映像編集や声優などを行なっている人が自分たちで田舎の企業に売り込んでみても面白いかなと思いました。
お金がかかるからやらないという理由が多いのであれば、
フリーランスの人たちは一流企業よりは遥かに安い金額で行えますし、
実績を見せてもらえればクオリティが下がることもありません。
ですが、田舎のCM、プロモーションのクオリティを上げないのにはもうひとつ理由があるのです。
それは全国CMにはない地域密着の安心感のようなものです。
少し古臭いような映像編集や、拙いナレーション、構成の甘さなどが、まるで子供を見ているかのように、温かみを覚える人も多いとか。
つまりその地域の空気感にあったクオリティの方が、実はその地域で高評価を受けるCMになっているのではないか、というパターンがあるのです。
最初にも記載しましたが、今は40代以上の層がテレビを多く見ています。
その層に向けて、CGをゴリゴリと使った美しい映像と声を当てたCMを流すよりも、シンプルでわかりやすいものの方が良いのかもしれませんね。
まとめますと、田舎のCMがダサく感じるのは競合他社が少ないぶんCMに力を入れる必要性が低いことと、視聴している年齢層が高いため、
クオリティを上げるよりも地域性を重視した方が良いことが多いため、ということになります。
ですが、もうすぐ2020年にもなります。
それなのに4:3の映像を無理やり今のサイズ感に引き伸ばしたようなCMや、
明らかにデフォルトのフォントを並べたようなプロモーションばかりでは、
都会とのテレビの重要性の差が生まれてしまうような気もしてしまいますね。
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メディカルアジュール 加藤 大雄
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